鶴彬生誕100年 建長寺 川柳シンポジウム

献 句

 

 第6部 記念句会は、五つの課題で行われ、各題とも三才、五客、佳作30章の38句が入選と決まりました。結果は以下の通りです。

(献句 順不同)
今ここに集う柳志や建長寺         乱 鬼 龍
平成の空に今なお鶴彬           佐藤 美文
もがれた手返るこの日の人の波      藤森 吟二
鶴彬訪うどしゃぶりの建長寺        山口 早苗
鶴彬涙で偲ぶ建長寺            太田紀伊子
太陽のベルト彬の句を偲ぶ         山下ひろたね
手も足も今語り継ぐ建長寺         尾藤 一泉
暁の君を立志にして 空へ         高鶴 礼子
丸太一本反骨の灯に燃える        石川 蝶平
冬天へ鶴の矢放ちて八一五        山崎 蒼平
特高も老いて彬の墓参する        大川幸太郎
曾孫弟子の隅に連なり今日の縁     橋本 祐子
川柳の師父訪う古都の女郎花      西来 みわ
今こそ貴重反戦の君の意志        瀧  正治
日本は平和ですかね鶴彬         林 比左史
平和維持九条守り支え抜く         中沢みき子
九条に生きていますと花手向け      山田こいし
つぶやいて隣に座る十五文字       岡部多恵子
川柳に引きこもり防止効果あり      亜 北 斎
今の世に喝を入れてよ鶴彬        薊 花 
鶴彬まことに惜しい命なり         安藤 紀楽
み佛の衣にすがるお百度         荒瀬 ま喜
生きることかみしめてみる建長寺    古市 堅忍
鐘の音は百年を経て谺する        葛西  清
鎌倉の出会いに感謝鶴彬        (無記名)
天翔ける鶴の魂 道標          船木 千夢
改革の担い手詩も待っている      津田  暹
草の実の井上信子秋たわわ      松井 文子
百年の残像摑む建長寺         島崎 穂花
獄窓に見しは暁か死出の旅       中村をさむ
建長を静かに起こす川柳進歩     蛙 子
見て感じ考えてなおそのままに     八幡 純一
百年を経て響きあう鶴の声       齋藤ふじお
雨模様久々に来た建長寺        藤本 幸雄
人と人繋ぎ彬の生誕祭          斎藤 弘美
たじろがぬ闘志柳史に刻みつけ    三浦 哲夫
鎌倉雨鶴彬らのテレ笑い         木田  洋
真実を貫く強さその痛さ          加藤 佳子
皆感謝待ちに待ってた素敵な日     前田  秀
今の世に吐く句ふれたい鶴彬       牧内ヨシ江
時代(とき)を超えいまよみがえる鶴よ翔ぶ  わかち 愛
獣の海に人間らしく浮き           二宮 茂男
耳をすませば声がきこえる建長寺     千葉  綾
墓を買う話で少し熱くなる          松尾 冬彦
川柳で思ったことを言える世を      田村 碩基
鶴彬 放った鳩が空に舞う        加藤  胖
あまりにも今と重なる心の軌跡      加藤賀津子
就活と自己責任をバーターか       あらし どくまむし
反軍の気骨を知って感涙す       竹内 洋子
仏の師線香一本結びつけ         とん一
南無阿弥陀香華を酒に持ち替える   願法みつる
権力と対峙の姿勢持つ勇気       菊地 ミネ
太筆で黒く「平和」と清書する       古俣 麻子
川柳と心とからだと建長寺        尾川 柳蔵
逆縁の火花を遺す鶴彬          速川 美竹
時代との火花に果てし鶴彬        永田 吉文
鎌倉の山をアートに五度六度        松尾 仙影
病床でいつまでしばる縄のひも       澤谷  豊
鶴彬まだ平成に影がある          中村よし胡
物言える平和を鶴に伝えたい        渡辺  梢
九条を守ると誓う墓の前           坂倉 敏夫
鶴彬信子さんから鶴子さん          福島 久子
鶴彬こころの旅路丸太着く          藤原 和美
建長寺鶴の魂舞い降りる           西岡 宏美
鎌倉の奥の深さと柳心             中川 美帆
こんなにも平和を想う蒼い空         大島都嗣子
終戦を鶴に伝える建長寺           島崎  肇
反骨の彬時代が許さない           片倉 清子
平穏なことばもほしい鶴彬           菅原孝之助
若くして逝くも名句生きている         石井 光治
反骨をつらぬけるのか今問われ       茂野 肴茶
牢獄に古稀の芽を吹く川柳          松永 昇児
じいちゃんは余分に歳を言いたがり     沢辺 祥子
君が逝く天寿の郷に友が笑み         藤井 未成
蒼空で日本のチェンジ見てますか       佐田 昭子
剣花坊慕って雨の建長寺            権田  藍
新しき世を手さぐりの雨の中          松島  蝶
これうまい小樽の鮨や多喜二にも       小山須美子
寿命百年になってもやっぱり燐寸の生命   佐藤 栄助
雨なれど鶴彬の魂晴れ晴と           甲州
追悼の鶴に哀史が蘇る            高橋いく子
鶴さんの望む日本を少しずつ         哲子
新築を見てため息ついて出勤す       石野 地蔵
映画にて鶴の一生知りました         山口 初江
一句なりといえどたましいつらぬくを知る   藤本美津子
雨しきり 鶴に軒貸す剣花坊          ヴォイス
イベントを一つ終って鶴子の句         内田 博柳

 

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