| 油絵のトラブル7 剥離(チッピング=Chipping) |
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| 現 象 | 絵具層が小さな薄片となって画面からはげ落ちる。 塗り重ねた絵具層の一部が剥げ落ちる場合。 基底材の部分から絵具層が剥げ落ちる場合。 |
| 原 因 | 過剰の乾性油を含む絵具層が乾燥する際に油分を表面に浮かし上層の絵具の固着力を弱める。ジンクホワイトの場合には、乾燥するにつれて金属石鹸を生成し、上層の絵具ののりを疎外することがある。 支持体表面の吸収性が極端に悪かったり、表面が平滑過ぎて絵具の食いつきを疎外した場合に起きやすい。また、湿気が多い季節では、地塗り 層と絵具層の間に水分を閉じ込めてしまうことがある。 |
| 対 策 | ・油絵具の場合、制作時の鉄則「油分の少ない絵具層の上に油分の多い絵具層を重ねる」ということを守る。また、顔料・乾性油・揮発油のバ ランスを気にかけ、定着成分が極端に少なくなることを避ける。 ジンク ホワイトの場合には、平滑な表面を作る塗り方を避ける。 支持体の吸収性を調節する。規制のキャンバス等であれば、テレピン等で表面の油分やゴミを取り除いてから使用する。 |