油絵のトラブル 3 灼け・黄変

 

                              ピサロ Fox Hill ニスの黄変と汚れ
                              (左側が灼けを起こした状態。右は洗浄後) 

現 象 @画面中の白色絵具や淡色絵具の部分が黄みを帯び、最初の豹変意図とは違う色になってしまう。     
A経年的に画面全体が黄みを帯びてくる。・ギャラリートーン
原 因 @過剰の乾性油やドライヤーの使用により発生する[油絵具の場合]。
A作品を暗所に長期間放置したり、高温多湿の場所での保存で進行する。
Bニスや絵具そのものの変色による。
対 策 *制作時に乾性油等の使用を控え、油分の少ない絵具層の上に油分の多い絵具層を重ねるという鉄則を守る。 
*ホワイトの場合、リンシードオイルを使うと黄変しやすい。
* 油絵完成作品の場合は、散乱光が十分にはいる場所に置いておくと元の色に戻る場合がある。
* ニスそのものの暗色化であれば、変色したニスをはがして再びニス掛けを行う。レオナルドの絵のように油自体の暗色化の場合は、修復することができない。
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