草詩堂史料室

 

 

 「草詩堂写真帖」の巻頭ページに掲げられた、初代・高木角恋坊の肖像写真。
 『草詩堂家集』
(角恋坊句集)をはじめ、多くの新聞記事等に使われた、いわば高木角恋坊の公式肖像的意味合いがある。

 

草詩堂史料室入口

 

 川柳博物館(朱雀洞文庫)では、2003年9月、草詩堂三代目・高木震氏所蔵の草詩堂関連史料の寄贈を受け、整理、保存、修復し川柳研究に役立てることになりました。
 川柳革新運動の一角、高木角恋坊、高木胡枝花、高木震と3代に渡って継承された草詩堂において遺された史料は貴重なものであり、研究資料としても第一級のものです。
 特に、草詩堂写真集として継承されたものは、草詩堂内外の東京川柳界の歴史を物語るもので、興味深いものがあります。
 また、三代の川柳揮毫は、それぞれの作家の川柳への想いを伝え、活字文化、デジタル社会にある今日の川柳発表のありかたに一石を投じるものがあります。
 これらの史料は、草詩堂三代目・高木震氏の手元に保存され、大切に受け継がれてまいりましたが、時間の経過による散逸と史料の劣化をまのあたりにし、朱雀堂文庫での保存と草詩研究の進展を願う所蔵者から一括寄贈されたものです。
 時とともに初代、二代の史料の多くの部分が失われたとはいえ、三代目の作品史料を中心に数多くの草詩資料が遺されています。「Web川柳博物館」では、その一部ずつをネット公開し、草詩研究の進展へ寄与する意味で、この「草詩堂史料室」を整備します。